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フォーマル 衣類のお役立ち情報…衣替えの意味
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cleaning hoc 衣替えの意味

近年、ファッションの楽しみ方が多様化し「衣替え」を行わない人が
増えているそうです。
ところが、「衣替え」は気持ち良い衣生活を過ごすうえで、
やはり必要なのは言うまでもありません。
それでは、何故「衣替え」が必要なのかを紹介します。

○ 衣替えって?

 「衣替え」とは、暑さ、寒さの変わり目に季節にあった衣類に
 着替える慣習のことで、4月1日と10月1日に行われ、現在でも
 学校の制服などにこの慣習が残っています。そして、そうした慣習が
 良いタイミングとなり、クローゼットなどにある衣類の
 お手入れや整理を重点的に行うことが出来ました。

● 衣替えをしない現代社会

 こうした慣習が薄れている背景には、地球温暖化等に伴う現代と
 以前の気温変化の違いや、自分の衣類を自分の意志で選び
 個性を自由に表現する文化の発展があるのではないでしょうか。
 また、年間を通して使用できる衣類の存在や、
 いわゆるファストファッション(低価格帯衣服)の社会への浸透もあり、
 安い衣服が気軽に手にはいることを理由に使い捨て感覚によって
 ワンシーズンだけ着用して処分してしまう方もなかにはいるようです。

○ 衣替えの“役割”を考えてみる

 「衣替え」は、例えば夏から秋冬に季節が移り変わる時期に
 なれば、夏物をBOXケースなどに仕舞い、冬物をクローゼット
 などの取り出しやすい位置に移し替えるような行動というように
 考えてしまう方もいるようです。
 あながち間違えではありませんが、ただ入れ替えるだけではなく、
 ワンランク上の衣替えを実践してみて下さい。

● 「着る前に出す」より、シーズンを終えて衣服を出そう!

 近頃、衣替えを行った際に、これまで着ていた衣服ではなく
 これから着る衣服をクリーニングに出す人が増えているようです。
 つまり、「着たら洗う」から「着る前に出す」という行動ですが、
 これはクリーニングの出し方としては適切とは言えません。
 何故なら、汚れは日数が経つにつれ定着してしまう傾向があり、
 落ちる汚れも落ち難くなるからです。
 白い夏物のブラウスなどで、衣替えの前に自分で洗濯したにも関わらず
 次のシーズンに出してみたら、黄色っぽいシミが…なんてことはありませんか?
 こうした現象が起こる原因は、家庭洗濯では汚れが落ちきれていない為なのです。
 【衣替え】では、これからお世話になる衣服だけではなく
 これまでお世話になった衣服の汚れをしっかりと落とすことの方が重要で、
 次のシーズンでも気持ち良く着るためにも必ずクリーニングをしてから
 仕舞うようにしましょう。

● 夏物は特にウェットクリーニングで!

 夏物は汗をよく吸いこんでいます。汗汚れはドライクリーニングだけでは
 完全には落ちないと言われており、水洗いも行うことが理想的です。
 そこで、「汗抜きクリーニング」や「Wクリーニング」といった呼び名で、
 お店によってはウェットクリーニングを行ってくれるお店があります。
 ウェットクリーニングは本来水洗いが出来ない
 衣服に対し、特殊な水洗いやしみ抜きを行う方法で、
 その仕上がりにクリーニング店の技術力が試されます。
 ウェットクリーニングは特に技術力を要するサービスなので、
 料金が他のサービスより掛かるケースもありますが、
 【大切な衣服を少しでも長持ちさせることを優先する】のであれば、
 お願いすることをお勧めします。

○ まとめ出しは集配サービスを利用しよう

 クリーニング店を利用する際、消費者自らお店に衣服を持ち込むことが
 一般的と考える人が多いと思います。特に衣替えの時期になると、
 一度に沢山の衣服を抱えてお店に持ち込む方も多いのではないのでしょうか。
 これは、消費者にとっても何気に重労働です。
 ところが、お店の人が消費者の自宅などに直接お伺い品物を受取り
 クリーニングを行った後に届けてくれる【集配サービス】を行う
 お店が多くあることが、意外にもあまり知られていません。
 こうした集配サービスは、「宅配クリーニング専門」に限らず
 一般的なクリーニング店でも行われています。もちろん集配サービスを
 行わないクリーニング店もありますが、是非一度お店の人に尋ねて
 確認してみて下さい。

○ まとめ

「衣替え」は、単純に収納箇所の入れ替えではありません。
季節の変わり目で、今後数カ月着用する衣服が変わり、着用しない
衣服を長い間収納する訳ですから、着用しない衣服をしばらく洗濯
しないことになります。
夏の衣服であれば、目に見えない襟や脇の汗の汚れを充分に取り除いていなければ、
次のシーズン出した時に「黄ばみ」となって、汚れが目立つようになる場合があります。
【衣服には目に見えない汚れが意外に付着しています。
「臭い」や「見た目」だけで判断せず、一度でも袖を通した衣服はしっかり
汚れを落としてから「衣替え」を行うことをお勧めします。



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