高価な物は長持ちするは間違いです!
こう思われている方は多いと思います。
ですが価値は生地の希少価値やブランドによって大きく左右されます。
耐久性と価値はあまり関係しないのです。
最近は個性的なデザインが求められますので色々な加工をしたり
柔らかい風合いを出すために繊維自体も非常にデリケートに作られます。
発色を良くするために染色にに必要な定着工程を省いて
不完全な状態で出荷させる物も非常に多くなっています。
購入する際には品質表示をしっかり確認し洗い方
保管に関しては専門のクリーニング店に相談することをお薦めいたします。
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風土.文化の違い
日本は特に着物のイメージが強いので高い商品は洗うと新品のようになり長持ちする
と誤解されています。着物の場合は洗い張りという方法で一度ほどいて反物の状態にし、
それから洗って糊付けをし再び仕立てをします。
洋服は洗い張りという方法は出来ないので原型のまま洗い整形します。
日本人は清潔好きの為洗濯回数が外国より多く、
そのため日本製品の染色技術は世界最高レベルです。
それに比べ高級ブランドが作られる欧米では、
雨が少なく湿度が低いため汗をあまりかきません。
そのため海外製品は染色の強さより見た目を優先して作られていますので
染色の強さが日本製品に比べると弱いものが多いのが一般的です。
色鮮やかなブラウスやスカーフなど汗が付くだけで色泣きするものも見かけます。
欧米では着用すれば色あせしていくことが自然に受け入れられています。

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