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染み抜きについて

シミ抜き 染み抜きについて
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染み抜きについて

最近ネットにてシミ抜きの処置方法が載っていて

シミ抜きにチャレンジされるお客様が増えてました。

今回はシミ抜きの現場からお客様にお伝えしたいことを

書きたいと思います。

皆さんシミ抜きって洗剤とブラシで叩いて擦って、

ただひたすら落ちるまでその作業を繰り返すように思われていませんか?

確かにそのようなシミ抜きもありますが

それ以外に様々な方法があります。

その1つとして薬品により凝固・固着したシミを溶かして

落とす方法があります。

この様なシミは血液やインク・ペンキがわかりやすいでしょうか。

この他にもワインや果汁など凝固するイメージではないですが

繊維に固着する様なシミも薬品により

繊維に対しての固着性を減らしシミ抜きします。

この方法では、そのシミの成分により使用する薬品が違います。

的確にその薬剤を使用するには、そのシミの正体がなんであるか

正確に知りたいですが・・ 曖昧なシミが多いのでこの辺は

経験を活かしながら反応のある薬品を見つけ出さなければなりません。

この様なシミ抜きの他に、シミの成分が時間の経過とともに

酸化もしくは還元反応して繊維と共に変色しているシミが

存在しています。これらは黄ばみとか黄変とか、また色の濃い

ものでは変色などと呼ばれますが、これに対してのシミ抜きは

また特別な作業となります。いわゆる漂白が必要になるのですが

漂白とは酸化または還元剤を使用して酸化または還元している

シミを逆の反応を起こしてシミを無害化させる方法です。

簡単に記しましたが、実際には様々な工程を経て、またシミの

反応を見極めながら作業します。シミや繊維により状態は様々

ですからシミそれぞれにより工程や反応温度・反応時間また

薬品の濃度など全て違います。

シミ抜きってクリーニングの延長線上にある様に思われますが

実際は全く別の作業です。シミ抜きは知識と経験が必要で、

汚れの種類も勿論ですが繊維から染色そして洋服に使用される樹脂などの

副素材まで知っておく必要があります。そしてシミ抜きは基本的に

自己責任で保証もないわけですから本当に大変な仕事なんです・・

でもシミが綺麗に落ち、お客様に喜ばれ感謝されるシミ抜き

大変ですが私はやり甲斐を感じています。

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