スーツの基礎知識

まだ暑い日が続いていますのでスーツを着る機会はまだ少ないと思います。
こんな時期なんでスーツの基本を今のうち知っておきましょうね!
日本のスーツの歴史では幕末の終わりから明治にかけて
着られる様になりました。当時は全て同一の布で仕立て
られたジャケット、ベスト、ズボンの3つのセットで
着用するのが一般的でした。
よくシングルとかダブルと言われるのは、前のボタンが
縦に一列だとシングル、二列だとダブルということで
シングルとダブルには格の違いはありません!
ではボタンの数に合うシーンを見て行きましょう。

1つの場合は格式の高いタキシードやモーニングコート
など礼装で着用されます。

ボタン2つの場合は上のボタンだけをとめるそうです。

ボタン3つの場合は真ん中のボタンだけをとめるのが
一般的だそうです! (これは 知りませんでした… )
イタリア発祥といわれる「 段返り 」のスーツは一昔前
に流行り、ビジネスの場で愛用者が多かったそうです。
ボタンの数は3つですが第一ボタンを留めずに真ん中
のボタンだけを留めるように仕立てられています。

ファッションを楽しむスーツでどちらかというと
ビジネス向きではないです!
クリーニング師だからわかるスーツをクリーニングに依頼する時に
注意するポイント!!
1.スーツを上下別々で洗うと上下の色の変化が出る場合
があるのでクリーニングは上下揃えて出す
2.ポケットの中身を確認し装飾ボタンや付属品は外す
ジャケットの内側のポケットに印鑑や朱肉が入って
いることが結構あります
3.汚れの有る無し、有る場合の汚れの原因などを把握
しているようならお伝え頂けるとしみ抜きの除去率
がかなり上がります
4.ほつれなどが有る場合は受付スタッフにお伝え下さい
5.クリーニングからスーツが返ってきたら、状態を確認
包装のビニールを外して保管して下さい

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